イラストレーター 黒木養(やすし)のブログです

自分のイラストの画風が決まらない?個性的な絵柄やタッチの見つけ方

    
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自分のイラストの画風が決まらない?個性的な絵柄やタッチの見つけ方

こんにちは 似顔絵画家の やすし です。

いっぱい描いているけど、なんか自分が描くイラストって絵柄がバラバラで、しかも全部誰かの真似っぽくて個性ゼロ。

自分らしい絵柄が見つからない、プロを目指しているけど、なんか不安になってくる。

そして、

「君の絵って、所詮〇〇の真似だよね?」

って言われるの怖くないですか???

今回はそんな風に自分の「絵柄」と「画風」が決まらずに悩んでいる人のために、

効果的な方法について書いていきます。

「絵柄」と「画風」は意味がちょっと違うかもしれませんが、

同じ意味としてこの記事では書いていきます。

要は「自分なりの個性を発揮した絵」ってことですね。

模写とかをたくさんやって、絵が上達してくると、

自分の絵は誰かの真似にすぎないなぁと、ちょっと物足りなくなってくるし、

このままでいいのかな、、?と不安になってきますよね。

そして、パクリとか言われるのすごく怖いみたいな(笑)

そんな「自分なりの個性を発揮した絵」はどうやって見つければいいんだ??って悩みに

・絵柄と画風ってバリエーションがあった方がいいのか?

・スピードを上げて枚数を描くことによって見極めていこう

って話をします。

絵柄と画風はいきなり決めない方がいい

「絵柄」と「画風」が決められないというのは、

絵を描いていく上で、なかなかの醍醐味です。

自分のサインを考えるみたいなもんですからね。

本来は楽しい作業だと思うんですよ。

でも、自分には個性がない、、

みたいに悩んでしまうと、なかなか苦しくなってくるかもしれません。

でも最初のうちはそこまで悩まなくてもいいんじゃないかなぁって思います。

色々描いてみて、楽しみながら模索していけばいいんじゃないかぁって思いますね。

すぐに答えを出そうとするのは、あんまり良くないかと思います。

画家で言うと、ピカソなんか絵柄変わりまくってますからね。

「絵柄」と「画風」の追求っていうのは、一生かけて見つけていく行為かなと思います。

あとこういうご意見もあるので、参考にしてみて下さい。

絵柄と画風のバリエーションはあまり増やさない方がいい?

プロとして絵の仕事をするなら、

あ、〇〇さんの絵だ! この絵見たことある!

って思われる方が、いいんですよね。

まぁ、僕は似顔絵描きで、バリバリのイラストレーターではないので、説得力は弱いのですが、

自分の強みを生かした絵を、ちゃんと絞って描いていく方が、仕事はやりやすいようです。

要は、仕事を頼む人が頼みやすいようになっていると、仕事が得やすいという訳です。

単純に、可愛らしい絵を描く人なのか、リアルでかっこいい絵を描く人なのか

はっきりさせないと、頼む人が「この人どんな絵描く人だっけ??」ってなっちゃうわけですね。

似顔絵画家の世界でも、僕は絵柄を何種類か描き分けてやってきたのですが、

 

他の画家を見てみると、ほぼ全ての人が1種類の絵柄で描いています。

僕のやり方がまずいのかもしれませんが、

バリエーション増やしても、お客さんからの信頼を得にくいです。

そんな感じなので、どうせなら絞っていった方が楽です。

それに、いちいち絵柄を切り替えようと思うと、絵を描く際に調子出すのが上手く行かないんですよね、、、

なので、本格的にプロを目指しているのであれば、「自分なりの個性を発揮した絵」を少なく絞って追求していく必要があるでしょう。

仕事によっては絵柄のバリエーションを増やした方がいいと言うか、

求められる絵柄に柔軟に対応していくことが必要だったりしますが、

単純に画力があれば、色々対応できます。

個性とは癖である。癖を見極めるのが、絵柄を決める鍵

ここで、「自分なりの個性を発揮した絵」を見つける方法について書いていきます。

僕は自分の癖を発見することが、「自分なりの個性を発揮した絵」を見つけるポイントになるかなぁと思います。

癖というのは悪い意味もありますが、うまいこと消化すれば個性になります。

なんかどうしてもこう描いちゃうみたいなやつです。

あとは、こう描くとなんか気持ちいいみたいな感じのやつです。

自分の感覚に合っているものが自分の個性だと思うんですよ。

なので、あまり難しく考えないでください。

人の真似をして描いていてもですね。やっぱり自分の絵になっちゃうんですよ。

分かりやすい例を言うと、漫画家でも、似たよな絵柄の人って結構いるじゃないすか?

古いですが「手塚治虫先生」と「石ノ森章太郎先生」の絵柄って、あんまり違いはないですよね?

初めて見る人はどっちがどっちなんじゃ?ってなるかと思います。でも違うんです。

仮に、あなたが「手塚治虫先生」の絵を模写しまくったからといって、手塚治虫先生になれるわけではないですよね?

それはあなたが手塚治虫先生じゃないから、、、、というすごく当たり前のことなんですが、

あなたの描く絵は結局あなたの絵になってしまうんです。あなたしか描けない絵というのが、結局あるわけなんです。

で、自分の個性が見つけられないって悩んでいる人が一番恐れていることって

「君の絵は所詮〇〇のコピーだよね」

みたいなことを言われるのが怖いんじゃないかと思います。まぁ、そう言われることを避けようとしても、どの道誰かに言われることはありますけどね(笑)

「手塚治虫先生」の絵も「ディズニーのコピー」だったりするので、あんまりそれ言われるの気にしなくてもいいんじゃないでしょうか?

個性を見つける具体的な方法

で、癖を発見するには、

単純にめちゃめちゃ枚数を描けばいいです。

めちゃめちゃ描いているうちに、自分に合った描き方が見えてくるんですよね。

これ描くの癖になるわーっていうのもあったりして、

あ、自分に合った絵柄ってこれなんだなって分かってきます。

で、枚数も大事なんですが、スピードを上げて、枚数描いてみてください。

似顔絵だと、一人の顔を10分で描いたりしないといけないので、

そんぐらい早く描くと、なんか自分の絵、どうしてもこうなるわ

ってのがハッキリと見えてくるんですよね。

絵にもよりますが、人の顔を描く場合だったら、1時間以内とか30分以内でとか、

普段仕上げる時間よりも早く描いてみて下さい。

イラストの仕事をするにあたっても、テキパキとやる必要があるかと思いますので、

スピードを上げて、自分がどれくらい描けるのかを知っておいた方がいいと思います。

「枚数描く」のと「スピードを上げて描いてみる」

この二つを繰り返し、試行錯誤しながら、

「自分なりの個性を発揮した絵」を見出していくのが良いのではないかと思います。

他にいい方法があるかもしれませんが、

僕はこの感じで絵柄が決まってきました。

まず、この人の絵みたいに描きたいなぁというところから始まって、

「枚数描く」のと「スピードを上げて描いてみる」を繰り返していくうちに、

今の絵柄になっています。

で、またどんどん変わっていくのかなぁと思います。

まとめ 絵柄と画風は徐々に変わっていくもの

「自分なりの個性を発揮した絵」が見つかり、

自分の絵はこれだーーーー!!

ってなっても、仕事がないんじゃ困ったもんです。

プロとしてやるならの話ですが、、

似顔絵で言うと、あんまり癖の強い絵を描くと、注文が取りにくかったりします。

「自分なりの個性を発揮した絵」を見つけたとしても、柔軟に変化していく必要があります。

正直な話、個性って別にそんなに重要じゃないです。

売れる絵って割と似たり寄ったりで、可も無く不可も無く、な感じだったりします。

イラストの仕事がそもそも、個性を発揮した絵を描く事よりも、

求められている絵を描けるかどうか?の方が重要になってきます。

上手く行かなかった場合、

ここで、自分の絵柄を追求するか、売れる人の絵を真似ておもいきって変えてみるか、の選択が迫られます。

正直、どっちがいいのかはわかりません。

僕は、追求していった方がいいと思います。

無理に変えると、上手くいったとしても辛くなってくるかなぁってのと、

僕が見てきた良い絵を描くなぁって人の絵は、

自分のやり方をちゃんと追求して、勝負してるかなぁって思いますね。

描いている絵というのは、どんどん変わっていくのが自然です。

流行り廃りとかもありますし、答えはないので、バランスを見ながら取り組んでみてください。

補足

ちょっとズレるかもしれないけど、いいツイートがあったのでご紹介します。

上手くなるためには、やはり新しい描き方に挑戦していく必要があるようです。

自分の絵柄を早いうちから決めようとしすぎちゃうと、上達するきっかけを逆に失うかもしれません。

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