イラストレーター 黒木養(やすし)のブログです

プロの似顔絵画家の僕が使うアナログ画材と種類(イラストを描く時のメイキングも動画で公開)

    
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プロの似顔絵画家の僕が使うアナログ画材と種類(イラストを描く時のメイキン...

 

こんにちは 似顔絵画家のやすしです

今日は僕が普段使っている「アナログ画材」について紹介いたします。

僕はほとんど手書きで仕事をします。

デジタル画に移行したい気持ちもあるのですが、

ほとんどの似顔絵の依頼が手描きの現物のものを求められますので、

デジタルはごく稀にしかやらないですね。

単純に僕が大して使えこなせないというのもありますが、、、

 

アナログ画材についてかなり沢山紹介しますが、

あくまで、僕が色々表現を試しているから沢山あるというだけです。

初心者の人は、普通の画用紙やスケッチブックに安い水彩絵の具を使うことから始めればいいかなと思います。

絵の初心者にオススメのアナログ画材。コスパよく手描きのイラストを始めよう!

 

ちなみに似顔絵を勉強してみたいというひとはこちらの記事がオススメです。

 

やすしの作業机。ここで似顔絵は生まれている。

 

youtube解説

 

1時間ぐらいの動画ですが、より詳しく画材について知りたい人向けに作りました。

見るのが大変な人はこの記事をざっと読むほうが楽です。

 

絵を描く紙 色紙 イラストボード

 

・色紙

だいたいこれを使います。

通販では特注したA4サイズ、B4サイズ、A3サイズのものも使っています。

色紙によって描き味が違います。

僕が使っているものは「画仙の梅」タイプというもの

水分をよく吸い、色を塗る時に紙のカスが出ずらい

(色紙は絵の具を塗っていくと、表面の紙が削れてカスが出ます)

 

けっこう特殊な色紙なので、なかなか入手しづらいかもしれません。

ここで買ってます。

書道センター

 

色紙を使う利点は、水彩絵の具で色を塗ったとき紙が水分を吸ってくれるおかげでに、すぐに完成させて渡しやすいからです。

ライブ(直接人を描いて渡す)で似顔絵を描く場合は、すごく使い勝手がいいですね。

似顔絵画家で色紙を使う人はメチャ多いです。

今は僕はあんまりライブはしないのですが、通販でもそのなごりで使ってます。

 

・イラストボード

サイズが大きい時に使います。

あとアクリル絵の具を使ったすごい気合いを入れた絵の時

 

普通、アナログのイラストを描くときは色紙よりもイラストボードを使います。

色紙に慣れてしまうと使い勝手が違うので、色が塗りづらい。

下描きに使う道具 鉛筆 練り消し

 

「下描き」と言って、絵をどんな感じにするかを鉛筆で描きます。

その際使う画材を紹介します。

・鉛筆

 

下書きに使う画材

先を尖らせたい時はカッターで削ります。

普通に鉛筆削りでもいいです。

鉛筆の硬さは「2B」以上がいいなかと思います。

イベントの現場などでは下書きを消さなくてもいいように「肌色の色鉛筆」を使う場合があります。

鉛筆やシャーペンこそ最強の画材である。アナログイラスト初心者はこれだけで絵を極めよう

・ねり消し

 

下書きを消す時に使う特殊な消しゴム。

ネリゴムとかイージークリナーと呼んだりもします。

よく子供の頃の遊び道具のように思われがちですが、

れっきとした画材です。

消しカスが出ないことと紙を痛めないのでこれを使います。

200円ぐらいで、仕事に使うとすぐ黒くなっちゃうのでコスパは悪いですね。

練り消しゴムと消しゴムの違い 子供の遊び道具やってんじゃないんだよ

 

ペン入れの道具 コピック

 

「ペン入れ」と言って

はっきりした線で輪郭を描いていきます。

その際に使う画材をご紹介します。

・コピック

ほとんどの似顔絵画家が使っているアルコール性のペンです。

主線や文字入れに使います。最近は細かい陰影をつけるときも持ってたりしますね。

僕は主線を引くために使っていますが、どちらかと言うと色ぬりのための画材です。

プロが教えるコピックのテクニック、初心者でも綺麗な細い線を引く方法(コピックスケッチを使用)

コピックのペン先は使っているとダメになってくるので

別売りの変えのものを使います。

右はインクがなくなった時に補充するやつです。コピックで使うインクを「バリオスインク」と呼びます。

買い換えるなんてもったいない!!インク切れのコピックに別売のバリオスインクを入れて長く使う方法

気合いで引っこ抜こう!!コピックスケッチのペン先(ニブ)の交換のワイルドなやり方

 

 

 

 

ハガキサイズぐらいのものに、「コピック」で描いた簡単な感じの似顔絵のイラストの例も載せておきます。

 

色塗りの道具 隈取り筆 水彩絵の具

「色」を塗っていくための道具を紹介していきます。

沢山紹介しますが、悩んだら安い水彩絵の具を使うと良いでしょう。

・筆

色ぬりの際に使う道具

習字の筆っぽいのもあります。(水彩絵の具を使う時 日本画用の筆です)

このタイプは水の含みが良く、水を吸収してしまう色紙に描く際に便利です。

 

水彩絵の具を使う時は水彩筆、アクリル絵の具を使う時はアクリル筆

を使うと良いでしょう。

あと、使い方間違っていても、あなたが使いやすければなんでもいいです。

 

・水彩絵の具

色塗りで主にに使っている画材を紹介します。

仕事で使うものだから専門的な高級な絵の具を使っているのか?

というとそうではなく、小学生でも使うような「さくらマット水彩」とか「ぺんてる水彩絵の具」をよく使っています。

色紙に色を塗る場合、かなり色紙が水分を吸うので、絵の具の消費量も大きいです。

コスパの関係で安い絵の具を使っています。あとテクニックを使って、安い絵の具でも見栄え良くしています。

丸いうめばちパレットには、顔を中心に使う絵の具を置いております。

このパレットにあるのは全てぺんてるの絵の具です。

四角いやつが服や背景に使うパレット(かなりめちゃめちゃです)

ホルベイン水彩絵の具が入っています。

ホルベイン水彩絵の具はぺんてると比べると値段が高いですが、

発色は良いです。本格的にアナログ水彩を始めたいのであればホルベインを買った方がいいのですが、

さくらマット水彩とかぺんてる水彩絵でもいいです。

 

 

 

 

 

・不透明水彩絵の具

はっきりした色を乗せたい時に使います。

透明水彩絵の具と合わせて使う感じです。

 

 

・アクリルガッシュ

ハッキリした色を使いたい時やカラーの文字を使いたい時に使います。

あとイラストボードに描く時ははアクリル絵の具を使いますね。

 

アクリルは乾くと固まる(比較的すぐに乾く)

ので紙パレットという使い捨てのパレットを使います。

 

まだまだ続きます。

 

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