【超重要】似顔絵で顔のシワを描くには？と思っているあなたがまず知るべきこと
笑い皺やほうれい線、目尻や目の下にある涙袋の線など、
人の顔にはたくさんの「シワ」があります。
で、似顔絵を描く際に、それを描いちゃうとなんか絵が可愛くなくってしまったり、
若い人なのに年齢が高く見えたり、、
なんか変な感じにリアルになって、似顔絵が怖くなってしまう、、
でも実際モデルの顔を見ると、そう見えるから描かなくてはいけないのでは？
似顔絵を似せるためには、見えている顔のシワを描くことは必要なんじゃないのかな？？
というこで悩んでいませんか？
今回はそのことについて書いていきます。
で、記事を読み進める前にあなたに質問します。
「なぜそこまでシワを描くことにこだわるのでしょうか(￣▽￣)？？」
一旦そのことを考えてから読み進めてくださいね。
絵は嘘である
まず、あなたが知っておくべきことは、
「絵は嘘なんだよ」
ということです。
僕らが普段見たり感じたりしている世界は３次元のものなのですが、
絵を描くというのは、それを２次元に落とし込む行為なわけです。
なので、必ず「嘘」が発生します。
代表的なもので言うと「輪郭線（アウトライン）」がありますが、
「輪郭線（アウトライン）」は現実には存在するでしょうか？？
現実には「輪郭線（アウトライン）」は存在しないですよね？？？？
はい、ここでハッ∑(ﾟДﾟ)として欲しいのですがw
現実には「輪郭線（アウトライン）」も存在しないどころか、「線も点」も存在しません。
線や点は拡大して見れば、「面」になります。
線や点はあくまで概念（あるように思い込んでいるもの）でしかありません。
この僕らが見たり感じたりしているこの世界は「面」しか存在しないはずなのです。
面だけで構成した立方体。このように現実には面しか存在しない
「輪郭線（アウトライン）」とは何か？
じゃあ、普段引いている「輪郭線（アウトライン）」って何なんだろう？
と思いますよね？
一言で言うと、物体と物体の境目や面と面の境目にあるように見えるもの、
それが「輪郭線（アウトライン）」です。
さっきの立方体の面と面、空間との境目にアウトラインを引いた図
アウトラインのみの立方体。つまり嘘である。僕らは絵を描く時にこの嘘を使って表現する。
で、あくまで人間の感覚で、あるように見えているものにしかすぎません。で、そのあるように見えるものを実際に絵に描いて線で表現する場合、その線はわかりやすく強調しているものだと思っていてください。
そう強調しているのです。
現実というのは、とてつもなく複雑です。
あなたの手をよく観察してみてください。
関節部分の大きシワや皮膚の細かいシワ、毛穴や血管、色んな物が見えてくるはずです。
ですが、普段からそんな複雑なものをイチイチ意識していたら人間は疲れてしまいます。
なので、人間の脳には現実を単純化する機能があるのです。
その現実を単純化する機能の一つが「輪郭線（アウトライン）」があるように感じる能力です。
「輪郭線（アウトライン）」があるように感じる能力があるから、あまりにも複雑なこの世界の中を脳に負荷をかけずに見ることができるのです。
子供が漫画やアニメの絵を受け入れやすいのはこういったことが理由です。
子供は大人よりも現実を認識する力が弱いです。なので、漫画やアニメのように単純な絵になっているものの方が興味を引きますし、単純化され認識しやすいものが強調されている漫画やアニメのような絵の方が理解がしやすいわけですね。
で、めんどくさい話が長くなってすみませんw
この辺の話に興味を持った人は、別のブログなどで勉強すると良いでしょう。
シワを線で描くことは、現実より強調していることを知ろう
話を本題に戻します。
「絵は嘘であり、線を描くというのは、現実をより強調している」というのは理解してくれたと思いますが、
シワを描いちゃうとなんか絵が可愛くなくってしまったり、
若い人なのに年齢が高く見えたり、、
なんか変な感じにリアルになって、絵が怖くなってしまう、、
その原因がここにあります。
あなたの描いている似顔絵、
見たままで描いてしまうその顔のシワですが、現実よりもそのシワを強調してしまっていることは理解してください。
なので、変な感じに見えるのです。
若い人なのに笑い皺をそのまま描いてしうまうと、
あなたの描いたそのシワの線は、より意味を持ってしまい、年齢を表す線に見えてしまいます。
それで若い人なのに年寄りに見えてしまったりするのです。
さらに言うと、「白い紙の上に真っ黒い線」でシワを表現することは、
明暗の差も最大限であるため、より一層シワを強調する表現であるということも知っておきましょう。あなたが「真っ黒い線で表現したシワ」はあまりにも現実とはかけ離れているのです。
仮にリアルな表現でシワを描く場合も、「真っ黒い線」で表現することは極力避けましょう。
上手な人は、顔のシワはどのような「色味」で表現しているか？をよく見てみましょう。
以前番組用のイラストをアップしたところ削除要請を受け削除いたしました🤡
沢山のRTと👍コメントをもらったのに消してしまいごめんなさい🙇♂️他で需要がありましたので形を少し変えました #水谷隼 #伊藤美誠 #卓球 #卓球ダブルス pic.twitter.com/mxuCrvaStk— tomokazuyoshida (@tomokazuyoshida) August 21, 2021
まとめ 似顔絵が上手くなるには優先順位を知ろう
シワを描いたから似顔絵が似る、、ということはほとんどありません。
あなたが描こうか悩んでいるそのシワの線は、
絵を魅力的にするものでも、
似顔絵が似ることに繋がることでもありません。
シワを描く優先順位はとても低いです。
シワの線というのは、特徴と言うよりも基本的に「年齢を表すためのもの」だと思っておいてください。
シワの線よりもまず目に入ってくる物があるのです。
それは顔の輪郭や髪のボリューム感であったり、
目 鼻 口などの顔のパーツです。
そしてそのパーツ同士の関係性が、まず目に入ってくるのです。
このことを理解しておくと、あなたの描く似顔絵はさらに似ていて魅力的なものになると思います。
でも、これが理解できるようになるのはかなり難しいんですよね〜（笑）
なのですが、「絵は嘘なんだよ」
ってことが理解できただけでも大きな気づきになったのではないでしょうか？
「見たまま描かなければいけない」という思い込みから抜け出せるだけでもいいかなと思います。
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