イラストレーター 黒木養(やすし)のブログです

何から練習すれば?と思ってるイラスト初心者は絵の上達は無理な話

    
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何から練習すれば?と思ってるイラスト初心者は絵の上達は無理な話

自分が何をやりたいか、何を伝えたいかが分かっていたら、
技術は後からついてくる。
- 岡本太郎 -

こんにちは、似顔絵画家の やすし です。

絵が上手い人って羨ましいなぁー

自分も上手に描けるようになりたい

でもどうすれば、、、

「何から練習すれば良いんだろう??」

って

思っている方は沢山います。

で、何かしら本とかネットとかで調べたりして、

ふむふむと思って

よし、やるぞと思うのですが、

ちょっと描いてみて、

やっぱダメだわ、、、てなって

で、結局全然描かない

まだ描けば良い方で、

大抵の方は何も描かずに、なぜか絵の描き方的な本とか設定資料集

を読んだだけで終わる

ので、

「何から描いたら良いんだろう?」

って思ってる時点で上達の見込みはない、、、

すみません。だいぶ意地悪なこと言いました。

でも結構真実だと思います。

練習すれば誰でも絵は上手にはなるのですが、

ほんと長いこと描き続けないと上達しません。

プロ並に絵が上達するには最低何時間かかるのか?一生下手クソのままの危険性

「何から練習すれば良いんだろう?」って思っている人は、練習しても上手になった実感がなかなか得られず、ただただ絵を描く練習が苦痛になり、絶対挫折して終わると思います。

なんですが、ここまで読んで「自分に当てはまるかも、、」と思ったあなたでも、

ちょっと長いのですが、、、、いや、、かなり、、

絵の初心者が上達するまで描き続けるために、1番大切なことがこの記事を読めばわかると思います。

長いので要約すると、「人に褒められようという、プライドや承認欲求のために絵を描くと挫折しやすいから、もっと大事な自分の欲望に素直になって絵を描け」ということ書いています。

このことについて詳しく説明していきますので、興味のある人はぜひ最後までお付き合いください。

よくある絵を描きたいやつが挫折する、もしくは自意識の病気にかかりこじらせるケース

「何から練習しよう?」と思って調べて練習してもいいんですよ。

確かに、初心者の練習方みたいなものはありますが、

まー、多分やらないだろうし、やっても先生いないと正しくやれてるのかよくわかんない。

で、練習法って言ってもつまらないものばかりなんですよね。

あの面白くない練習方からやんないとダメなのかな?

(例えばデッサンとかですね。)

あれをやらなきゃ上手くならないなんて、なんかめんどくセーな

って思っちゃって、完全に絵を描くことから心が離れちゃうパターンが多いかなと、、、

せっかくやりたいと思ったのに残念な結果になってしまいます。

で、絵を描きたいという心を持ち続けたとしても

絵が上手くなりたいんじゃなくて、

絵が上手い人に憧れてるだけになっちゃって

明日から本気出すかーが連日続く、

知識ばかり詰め込んで、用語とかテクニックの概要は知ってるんだけど

実際には全然描けなくて、

やりたければやればいいのに、

時間がとか、気分がとか、言い訳ばっかしてやらない。

で、人には「俺、絵描いてんだ」とか言ったり、

他人が絵を描いていたら、つい分かったような意見を言っちゃったりして

で、そういうこと言っちゃうもんだから、

人に褒められるような絵が描けないといけないなって、ハードルが上がり、

ハードルが上がるもんだから、練習もより億劫になり

身動きが取れなくなってくる。

そんなことが続くと俺ってダメだって自己嫌悪になって、

やがて謎の批評家になり下がり

自分は描けないくせに人の絵を上から目線で批評するだけになる。

で、ちゃんと描いて上達しているやつから

「てか、あいつなんなん?」と言われ

もう、目も当てられない状況に、、、

絵を描かないで絵を描きたいという気持ちだけを持ち続けちゃうと、

なーんか痛い人みたいになっちゃうわけですね。

なぜ「何から描いたらいいの?」と思っていたらダメなのか?

自分は絶対そんなダサい感じにはならないよ

って思っちゃうかもしれませんが、まー、これは誰でもなりがち。

絵や他のことに関しても、僕もたまにそんな感じになっちゃいますからね(笑)

(特に若い頃は痛すぎて思い出したくないぐらいです。)

あなたが、何から描いたらいいの?

って思ったのだとしたら、

ぶっちゃけそれは本当に描きたいものからの逃げです。

上達する人の考え方は、やっぱ

「これ描きたいんだけど、上手く描けない、ならどうすれば上手く描けんだ?」

だと思います。

おっぱいがなんかうまく描けないな、なんか立体感が出せないし、なんか固そう

そうか、球体であることを意識しないといけないのか

陰影のつけ方とか線の入れ方を勉強して練習しよう

みたいな感じなんですよね。

あくまで自分が「表現したいもの」があってからの

何を練習すればいいの?

って感じなんですよ。

なので、上達する人は「何から練習すれば?」とか漠然としたことは思わない。

漠然とした目的より、明確な目的の方が続けやすいし達成もしやすいわけです。

漠然と何から練習したらいいんだろう?と調べてやってみたとしても、途中でなんで描いてるんだろう?

ということになって辞めてしまうわけです。

なんでそんな漠然とした目的を持ってしまうかと言うと、なんか描きたいものはあるんだけど、その絵を描くことが怖いんだと思います。

何かを恐れているから「何から描いたらいいの?」練習しようなどという風に考える

ある程度年齢のいった初心者だと絵を描くことは恐怖との戦いです。

もう歳を取れば取るほどメタボみたいに余計なプライドがついていったりするので、

絵を描きたいと思っていても、人の目や自分の目が怖くて絵を描くことができなくなっちゃう。

絵を描くって超恥ずかしいですよね??

絶対なんか言われるし、笑われます。

ちょっとでも絵を描こうもんなら、どこから湧いてくるのかわかんないけど

「変な絵ーww」「下手くそーw」

って言葉が飛んできます。

そして自分も、「うわー、俺の描いてる絵痛いわー、ないわー」

「その程度の絵しか描けないとか、恥ずかしくないの?才能ないくせに絵なんか描いちゃってどうすんの?」

みたいな言葉を自分に浴びせてしまいます。

そういう批判が怖いから

なんかちゃんとしたようなことを練習しないといけないなって思って

「何から描いたらいいの?」

って考えちゃうんですよ。

でもよく考えてみてください。

頑張って上手くなったとしてですよ

で、上手くなったら

そうしたら、、、

そうしたら??

上手くなることになんか意味あるんですか?

誰か困ります??

????

??

それがなんなん???

って感じじゃないですか?

ぶっちゃけ、絵が上手くなりたいなんて思ってるあなた

ただ単に人にドヤ顏したいだけなのでは?

褒めてもらおうなどど思っているのではないでしょうか?

それがそもそもの間違いなのかもしれません。

あなたの描いた絵なんて誰も興味ない

人に褒められたいから、バカにされたくないから、

練習しようって「何から描いたらいいの?」って考えてしまうのですが、

ただ単にうまい絵を描くいて、それを人に見せても、

その人が感じることは「へぇー、うまいね」ってだけなんですよ。

みんな、自分のことは褒めて欲しいけど、別に他人のことをそんなに褒める気ないですし、あなたが絵が上手かろうが下手だろうが、ぶっちゃけどうでもいい。

あなたの描いた絵を見るよりか少年ジャンプ読んでいた方がマシですよ。

むしろ興味のない絵をやたら見せてくるやつはウザいだけです。

なので、あなたが描く絵は他人にとってはどうでもいいことなんだから、人に褒められるために描いたってしょうがないわけですね。

「共感」や「喜ばせる」ならまた別なんだけど、人の目を気にして描いたってほんとしょうがないですよ。

特に初心者のうちは、承認欲求を満たすために絵を描くことはやめましょう。

「承認欲求を満たすためだけ」で絵を描いちゃうと必ず心が折れます。

だってすぐには上手くならないですからね。

ちょっと描いて、ダメだ、こんなんじゃ人に笑われちゃう、、、って思ってしまった瞬間、あなたは筆を折ることになるでしょう。

でも、それで辞めちゃってもいいかなぁと思います。向いてないと感じることを無理に続けてもしょうがないです。

もし、あなたが絵が上手くなるまで絵を描き続けたいのであれば、

自分が描きたいもの、表現したいものはなんなのかを考える必要があるというか、

感じる必要があると思います。

人はなぜ絵を描くのか?描きたいと思ったきっかけは?

絵を描くって、やっぱ衝動だよな

って気がする。

「か、描きテェーっ」って思ったら

「やるーーーーー♪」てなんないといけないんですよ

子供を見ていればわかるけど、絵を描くときに躊躇なんかしない

考えないんです。

何を描けばいいのか?とか

僕も小さい頃

白い紙があると、なんか描いて画面を埋めたかったですからね。

描きたいから描く、それだけなんです。

で、描きたいから描いちゃうものって、基本的に自分が欲しいもの、手に入れたい何かだったりします。

男の子は恐竜とか大きい動物、乗り物を描くことが多いですね。女の子は花とか家、お姫様とかを描く傾向があります。で、なんで描いちゃうのかというと、男の子の場合は大きくて強くてカッコ良くなりたいから、女の子の場合は、なんかキラキラした可愛いもので注目されたり、自分を満たしたいからですね。

自分が欲しいものに素直だからド下手でも気にせず描けてしまうわけです。あと、画材そのものが面白くて描いちゃうってのもあります。

ちなみに、鳥山明先生も貧乏だった少年時代、欲しい物を買ってもらえないので、欲しい物の絵を何度も描いて我慢していたそうです。で、気がついたら激ウマに、、、、

まず、この欲望の衝動がないと絵は描けないわけですが、何から描いたらいいの?

って思ったってことは、一応衝動は湧いたのだと思うんですよ。

なんか描きたいものがあるはずなんですよね。

絵に描きたいほど欲しい何かがあるはずなんです。

で、それにブレーキをかけてるんだと思うんですよね。

大体の人は思春期突入しちゃうとブレーキかけちゃうんですよね。

変なプライドがついて、人に褒められようなどと思っちゃうから。

あと上手くないといけないという価値観がなぜか染み込んじゃってる。

で、年を取れば取るほど重傷になってくるんです。

で、余計何から描いたらいいんだとか言い出しちゃう。

ブレーキってどう外せばいいんじゃいってなるかもしれませんが、

絵を描く前にやるべきことがあるわけです。

絵の初心者がまずやるべきことは?

多分、なんか描いてみたいなと思ったモチーフ、人とか風景とか、なんか気に入った絵とか、

があって、初めて人は絵を描きたいなと思うのですが、

それは実は自分が欲しい もの だったりするのですが、、、

憧れている絵の向こう側にある  なにか、、

言葉では説明できない素晴らしい なにか、、、  を欲しているはず。

で、多分いきなり無茶なもの描きたいと思っているはずなんですよね。

いきなり超上手い人の絵みたいなのを描きたいとか思っているはずなんですが、

そういう自分のピュアな気持ちを全力で守ってください。

決して表現しないままでいろってことじゃないですよ。

この守るというのは、絶対自分で自分を否定しないことです。

この否定しないというのは、

自分は絵が上手いと勘違いしろ!という意味ではなく、「自分を受け入れる」という意味です。

人に見せたら馬鹿にされるかもしれないけど、ド下手な自分を受け入れる。

自分は下手でも絵を描いていいんだと、

俺って下手ダァ、、才能ねぇ、、ダメだぁ、、とか思っちゃうんだけど、

いちいちそんなこと考えすぎないでいいってこと。

で、それからいきなり憧れの絵の人の絵を真似したり、

描きたいなと思ったものを描いちゃってください。

超上手い人の絵みたいなのを描くのは自分には相応しくないとか思っちゃダメ

そんな感じで描いてくと、

どんなに下手くそでも、本当に描きたいものを描いていていたら、

ものすごい興奮が湧くので、ドキドキしたり快感が得られるもんなんですよ。

単純に絵を描くことが楽しいわけですね。

あと、心や頭の中のモヤモヤがスッキリしたりします。

これって超大事なんですよね。

そういう気持ちに素直になって、ただ描いていけばいいと思います。

「こんなことして意味あんの?」「自分ってなんか痛くない??」

とか思わずに、やりたいからやるんじゃーって感じですね。

そして、今どんなに下手くそでも、自分には才能がないと嫌という程思い知らされても、

絵をたくさん描けば絶対自分は上手くなる、いい絵が描けると信じてください。

絵にコンプレックスを感じている人は特に、これはけっこう難しいことだと思いますが、

そう思わないとすぐ心が折れてしまいます。

自分を否定しない心掛けと合わせて、出来る出来ないではなく、やるんだ!という意思を育てましょう。

実際描けば上手くなりますからね。

「ドキドキお絵描き体験」が大事!?

とは言っても、描いてみたらなんか自分下手すぎて嫌だわってなるかもしれませんが、

当たり前なので落ち込まないで何回もトライしてください。

描いていて胸がドキドキすることが大切です。

これを「ドキドキお絵描き体験」と僕は呼んでいます。

例えば、僕なんかで言うと

中学生の頃、女性の人物画描きたいなぁって思ってたんですが、

胸の膨らみとか描くのが超ドキドキものでしたね。

で、ヌードなんかも描いちゃったりなんかして、

俺って変態か?なんて思ってました。

今思うとそんぐらいで変態なわけないやんって思うのですが、

そういう感じのことです。

いや、女性のヌードじゃなくても興奮しますよ。

他に例を出すと、

小1の時、クレヨンしんちゃん読んでいたくて学校をズル休みしたのですが(意味不ですよね)

その日、急にクレヨンしんちゃんの模写がしたくなって、

描いてみたら上手に模写できたのですが(そん時は上手に出来たと思ってた)

その日アドレナリン出まくりでしたからね。

これはやってみればあなたにも分かるはずです。

「ドキドキお絵描き体験」をするために、

自分のピュアな気持ちから絵を描こうとしてください。

でないと絵を描き続けるのは無理、、かな

(全然快感が得られないなら、無理に絵を描く必要ないんじゃないかと思います)

だってそうしないと

永遠に何を描けばいいか分かんなくなります。

仮に上手くなるために絵を描き続けて上達していって、

ドヤリ続けて

プロになれたとしても

人に褒められるために絵を描くもんだから、褒められなかったらすげー嫌になるし

もう描きたくない、でもやんなきゃという葛藤を抱えたまま生きることになる

で、何のために絵を描いているのか分からなくなって、そういう人が筆を折っていくのかな?

と思う

こういう意見もあります。

本当に描きたい絵は誰にも見せられない?

なんかよく絵とかイラストのプロの世界では、芸術「作品」を作るんじゃなくて、

お客さんに喜んでもらう「商品」を作れみたいなのがあるんですよ。

で、人に見せられるものが「商品」で、人に見せられないものが「作品」

みたいに言っている人もいます。

で、初心者の方は「商品」を作ろうとするんじゃなくて、まずは「作品」を作ってください。

この「作品」と言うのは、人に喜んでもらおうとか、褒めてもらおうと思って描く絵ではなく、

どうしても描きたい、描いてみたい、描かざるおえない、という気持ちがあるから描く絵

そういう意味合いのものです。

ヘンリー・ダーガーさんを見習う

ヘンリー・ダーガーさんっていうやばい人がアメリカにいたんですよ。

もう誰に見せることもない絵を永遠と描き続けていた変人

何十年も誰に見せることもない絵を描き続けて、彼の描いた「作品」は死んでから発見されたそうです。

彼のドキュメンタリー映画の予告編がこちら

誰にも見せるわけじゃないのに、なぜ絵を描き続けるモチベーションがあったのだろう?

って思っちゃうのですが、やっぱ自分の衝動に素直だったからかな?と思います。

(極度のコミュ障だったからもう絵を描くしかなかったてのもあるかな、絵を描くことで正気を保つみたいな)

なんか、自分でコントロールできる完璧な世界を求めていた、、みたいな欲望があったようです。

検索すれば絵はたくさん出てきますが、多分皆さん

見てはいけないものを見たような感覚になるはず

そもそも、絵っていうのは人に見せるもんじゃないかもしれないんですよね。

本当に描きたい絵ほどその傾向は強くなるかなと思います。

自分が描きたいことを解放していく行為って、親に内緒で飼ってはいけない動物を飼う感じに似ています。

これはどんな絵だってそうだと思います。本当に描きたい絵ほど「え?こういう絵を自分が描いちゃっていいの!?なんか怖い」と感じたりします。好きな人であるからこそ告白できないという現象と同じかと。

ヘンリー・ダーガーさんの絵は上手いわけではないので、

絵が上手くなりたい人からすると、なんだ、、自分で好きに描いてたってダメなんじゃん。って思うかもしれませんが、

とりあえず絵は誰にも見せずとも描けるものであることを知ってもらえるといいですね。

誰にも見せないつもりで描いた絵だからこそ、すごい絵が描けたりするってこともあるわけです。

今なら上手なイラストや絵の描き方情報なんていくらでもあるので、上手い絵を描くだけならあなたにも出来ます。

そしてヘンリー・ダーガーさんみたいに自分の衝動に素直になって描き続ければ、あなたもどえらいことになるかもしれません。

危険だ、という道は必ず、自分の行きたい道なのだ。

- 岡本太郎 -

まとめ

途中で僕の「ドキドキお絵描き体験」について話しましたが、

その絵ってのは誰かに見てもらいたくて描いてませんからね。

自分の快感のためだけに描いていました。

まぁ、僕も散々絵を描いては人にドヤ顔してましたが、

人に見せてる絵ってのは、そういう「ドキドキお絵描き体験」で培った画力を生かして、

無難な見せても大丈夫そうな絵だけを見せてました。

なので、誰にも見せない前提で、誰にも見せられないような絵を全力で描いてみてください。(ビビっときた絵の模写でもいい)

誰にもバレないように飼ってはいけない動物を育てていく感じです。

それが初心者の本当の最初のステップかもしれません。

「何から練習すれば?」と思わずに、自分のその描きたい絵はどうやったらもっと上手く描けるんだろう?

という感じで試行錯誤しながらやってみてください。

よくある絵の練習法は、そういう状態になってからやるのが一番良いと思います。

一度でもこの「ドキドキお絵描き体験」の快感を味わってしまったら、

もう病みつきになります。

俺の描いている絵、やべーな!!そしてこれを描いている俺やべーーーー!!!

もうたまらんわぁあーーーーってなります。

僕は最近はお絵描きドキドキ体験がないので、ちょっと工夫しなきゃって感じなんですが、

でも、初心者のあなたは感じやすいと思うので、高い確率で体験できるかと思います。

ちなみに、絵を描いているときには常に興奮していなければダメである。

というわけではないです。絵を描いているときは、集中して落ち着いているのがベストだったりするので、

正確に言うと

描く前、描いてる途中、描いた後

にそういうドキドキが起こるタイミングがあり、本当に描きたい絵だったらそうなるよってことですね。

初心者が絵を描き続けるために大切なことのまとめ

・自分のピュアな気持ちを大切にすること

(自分を否定しない。自分の心と価値観を大切に)

・やれば出来ると勇気を持って信じて描くこと

(躊躇しない、出来る出来ないかではなく、「やるんだ!」の精神)

・人の評価ではなく、自分の快感を大事に「ドキドキお絵描き体験」

(最初のうちは自己満でいいんです。趣味ならなおさらです)

練習が無駄であると、言いたいわけではないのですが、

方法論ばかりを追い求めて、実際に描き続けることができる人が少ないので、変化球なちょっと意地悪な記事を書いてみました。

嫌味っぽく感じる方もいるかもしれませんが、絵を描く上で一番大事なことを書いたと思っています。

でも、ちょっと極端なこと書きすぎたかなと思うので、

普通の練習法を言うとしたら、とりあえず初心者は模写をやりまくればいいです。

絵やイラストの初心者が上達し続けるために必要なことのまとめ

あと、とは言われても描きたいものがわからん、、、ということもあるかもしれません。

イラストで何を描いていいかわからない、、描きたい絵が思いつかない時の対策

今回説明したことが難しいと感じるようであれば、無理に絵を描かなくてもいいかなと思いますね。

挫折したからダメということもないです。

絵にこだわらなくても他のことであなたの魅力を発揮できるものがあると思います。

せっかく絵を描くんなら、絵と自分を楽しんで欲しいですね。

めっちゃ長い文章読んでくれてありがとうございました。

初心者にオススメの絵の描き方の本

あと、僕の専門分野に寄りがちではあるのですが、普通に絵が上手くなりたい人向けにオススメの本を紹介します。

ずっとりたかったことを、やりなさい。

絵の初心者の人に一番強くお勧めしたいのが、この

「ずっとやりたかったことを、やりなさい。」という本です。

絵を描くためのテクニック本ではないのですが、これから創作活動をしたい人には最重要図書になると思います。

この記事もこの本に書かれてあることを参考にしておりますので、この記事が胸に刺さった!!

というのであれば読むことを強くお勧めします!!

こちらの記事でも詳しく紹介しております。

自分が絵を描いてもしょうがない、、けどやっぱイラスト描きたい人へ

「絵はすぐに上手くならない」

自分がどれくらいのレベルでどこへ進めばいいかをちゃんと認識していないと、モチベーションを保ち続けるのは難しいんだそうです。要は地図がないまま旅に出ようとすると、不安の方が大きくなってギブアップしてしまうということですね。

そんな絵が上手くなるための地図になるような本がこの本です。

もしかすると「何から練習すれば?」って悩みが一番解消できるのはこの本かと思いますね。

「10%の力で描くはじめてのジェスチャードローイング」

体がうまく描けなーいと言う方は多いんですけど、そう言う人には人物クロッキーとかドローイングをお勧めしています。で、人物クロッキーとかドローイングってどう描けばいいんじゃい?と思うのであればこの本はお勧めです。まずは一本の線で人物を捉えようというのが、敷居が低くて良いと思います。

自宅が美大になる!?クロッキーやドローイングにおすすめのサイト

「みんなのイラスト教室」

今をときめくイラストレーター中村佑介先生の本です。

絵で一番大事な、画面をどう構成していけばいいか?についての本です。

構成を変えるだけで絵ってこんなに変わるんだ!ということが大変分かりやすい本になっていると思います。

「どんなに下手でも必ず絵が上達する思考術」

ゲームのイラストレーターの方が書いた本で、ど下手くそだった著者がゲーム会社に就職できるぐらい絵が上達した方法論が書かれています。

良くある絵の参考書とは違い、「参考になる絵とかはなく文字ばかり」なのですが、

絵が上手くなるための考え方や方法論が詳しく書かれており、

読んでいてやっぱりそうですよね!って思えるものや、意外な発見があったのでオススメです。

難点は電子書籍のみで、Kindleでないと読めないです。あと本のボリュームに対して価格が高めかなと思うのですが、

「絵をたくさん描いてるんだけど全然上手くならねぇっ!まるで迷路にいるようだ、、」て悩みをすぐ解消したいなら読んだほうがいいですね。

「ヒロマサのお絵絵描き講座」

ヒロマサのお絵描き講座 <顔の描き方編>

模写もちゃんと出来ないくらいの人は読んでみることをお勧めします。

漫画なので、すごく読みやすいですよ。

こちらの著者も絵がなかなか上手くならないことに相当悩んでいたみたいで、

なぜ上手く描けないのか?どうすれば上手く描けるのか?ということが大変わかりやすい内容になっているかと思います。

基本中の基本的なことが書かれていると思いましたね。初心者の人にはすごくいい内容だと思います。

P.S

多分しばらくしてからこの記事を見返した時

うわー、、俺なんか語っちゃってるよー、、、

ってなるだろうな

なので、あなたも完璧にはこだわらないように

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Comment

  1. ななし より:

    こんにちは。

    表現したいもんがあるけど、それを出力できるスキルがなくて、そのスキルを身につけるために試行錯誤中です。
    でもこれで本当にいいのか、とか。方向性は合っているのか、とか。
    なかなか上達しなくて、色々迷うこともあります。
    このページ見た時、何か頭ごなしに否定されてる?みたいに感じました。
    読んでくとそうでもないようですが、何かあっちこっちに話が飛んでよくわからない。

    >何かを恐れているから練習しようなどという風に考える
    ??
    練習なんかクソ食らえ?
    結局、自分のために、自分がドキドキできるお絵描きをすればいいってこと?

    昔、そんな感じで「楽しければいいじゃーん」な姿勢で何年もノートで描いてはいました。
    でもね、それって「手癖で描く」「自分が今持っているスキルだけで描く」ってことなので、上達なんぞしないのですよ。
    いや、永遠に他人に見せない自己満足お絵描きだけしてりゃそれでいいのでしょうけど。

    でも、上手くなりたいことに数年がかりで気付いて、ずっと避けてきた人物デッサンやパースについて学んでいる最中です。
    自分の絵が下手だから、自分の絵を描く前にそういう方法でインプットを充実させるのは「逃げ」みたいに言われている印象を受けました。

    • やすし やすし より:

      ななし 様

      コメントありがとうございます。

      今回の記事は、「あまり絵を描いていない初心者の人」に向けて書いたので、
      ななしさんみたいにある程度取り組んでいる人からすると、何言ってんの?という感じだったかもしれません。

      僕の言いたいこととしては、「絵を描き続けるために大事なこと」を伝えたかったわけです。
      そのために「自分がドキドキできるお絵かきを大切にしよう」って話です。

      「自分がドキドキできるお絵かき」を大切にせず、何ための練習かもわからずに練習すると辛いだけなので、それで嫌になってやめてしまったら、結局上達しませんよってことです。

      続けられたとしても、
      本来の絵を描く動機を大事にしないで、テクニックを磨くことに何か意味あるの?
      テクニックだけを追ってたら本末転倒になるよ。それって辛いだけだよ。
      ってことが言いたいわけですね。

      僕も文章力が完璧というわけでもないので、誤解を与えたり、わかりにくかったりするかもしれません。
      単純に価値観が合わないのかもしれません。
      いずれこの記事も誤解がないように書き直すかもしれません。
      ですが、頑張ってる人をバカにすつもりは無いので、その点だけは誤解がないといいなぁと思います。

      今、表現したいものがあって、それに悪戦苦闘しているのであれば、そのまま納得いくまで取り組んでいくのがいいです。人物についてもっと上達する必要があると感じるのであれば、人物の上手な描き方について学んで、描いていけばいいと思います。

      今、どんな状況で絵を描いているか分かりませんが、とにかく好きにやるのがいいと思いますよ。

  2. そり より:

    こんにちは。
    素晴らしい記事をありがとうございます。

    私は趣味で落書きを量産している初心者(落書き歴7ヶ月)です。
    絵を完成させられない悩みからこのブログに辿り着きました。
    この記事を見てはっとした気になって、上達は忘れて好きなものの模写を始めました。
    しかし、一つも完成させていません。始めたときはワクワクして描いていたのに、躓くとそのワクワクが消えてしまいます。描きたい!と思っていたはずのなのに、どうでもよくなってしまいます。
    色々なサイトで共通して言っていることは、とにかく分からないところは資料を見る、そして必ず最後まで完成させる。頭では分かっているのですが、いざ描けない部分が出てくると、やることの途方も無さに手が止まってしまいます。できないと尋常ではないほど凹むと分かっているからです。そしてもうつまんないし辛いからやめよう、となって別の落書きを始めて……の繰り返しです。
    バッサリと絵をやめることも、根気よく続けることもできません。何十年もやっていればいつかは……とか考えてしまいます。
    これは根本的に絵に向いていないのでしょうか。

    • やすし やすし より:

      そり様

      コメントありがとうございます。

      「楽しく描いていても難しいことがあるとつまずいて描けなくなってしまう」
      ということですが、この記事はその辺のフォローが足りませんでしたね。

      どういった絵を描こうとしているかはわからないので、うまくお伝えできるかわかりませんが、
      スポーツを楽しんでいても、息が苦しくなってくることがあるように、絵も楽しく描いていても、難しくて苦しくなってくるときがあります。ですが、そこを乗り越えると、達成感と快感が得られます。
      無理だろコレ!!って思っていたものが、描いていれば意外とちょっとずつ描けたりするのが、なかなか快感なんですよね。

      まだ始めて7ヶ月ぐらいということなら、複雑なものを描くには、まだ「感覚が鍛えられていない可能性」もありますね。
      中途半端に終わってしまうということで悩んでいるということですが、
      中途半端でもそういったことを「続けて」いるうちに、うまく描けなかったものが描けるようになったりします。
      プロでやっておられる方も、最初の頃は「目」しか描いてなかったという話を聞いたりします。
      まだ感覚が鍛えられるまで好きなとこだけやるでもいいかもしれません。

      ですがやはり、苦手なものを避けていたら、それは苦手なままになります。
      絵を描くというのは、初心者の頃はいまいち認識が甘かったりするものなのですが、1枚の絵を仕上げるだけでも
      実は「かなり時間がかかります」
      楽しくてもここがむずいなぁという場合は、焦らず着実に、根気強くやってみることも必要ですね。
      どんな食べ物も一口で丸呑みというわけにはいきませんよね?小さく切っていって、歯で噛み砕いて、やっと消化できるものです。コレと同じように、他の物事も細分化して着実にやっていけば案外できちゃうんですよね。

      ハードルが高いようであれば、「これならちょっと頑張れば描けそう!」という感じのものを完成度を意識して、やってみるのがいいかもしれません。
      一度徹底してやりきった絵を描くと、達成感があるので、またそれが病み付きになったりします。
      「自分ってすごいんじゃね?違う絵描いてみよう!」みたいな気分になるかと思います。
      そしてそれがどんどん積み上がっていくと、自信と実力が育っていくと思います。

      ですが、趣味なのにストレスになっているようであれば無理に描くことはオススメしません。
      そして「向いているかどうか?」よりも「やりたいかどうか?」が大事ですね。
      ちなみに絵を描くの向いてないんじゃ?と思ったことは僕も何度もあります(笑)

      出来なくて落ち込むことを恐れていたらもったいないことになるかもしれません。
      そして落ち込む原因は、出来ないことではなく、自分への「過度な期待」だったりします。
      自分に対する厳しい目があり、完璧主義になっているのかもしれません。
      「出来なければ自分の価値がなくなってしまう、、能力がないことを思い知らされるのが怖い」と思っているのかもしれませんね。
      なかなか勇気がいりますが、失敗するのが当たり前です。そういう気持ちを緩めて、自分を楽しむつもりで失敗してみるのをオススメします。

      他の記事にもヒントになるようなことが書かれていると思うので、また疑問があればお気軽にコメントください。

      • そり より:

        返信ありがとうございます。
        お返事遅れてしまって申し訳ありません。

        ご指摘の通り、過度な期待を持っていたのかもしれません。
        全体の行程を細分化しつつ、もう少し絵に対するハードルを下げて描いていきたいと思います。

        向いていないかどうか気にするのはもう止めにします。
        続ける勇気が湧いてきました、アドバイスして下さって、ありがとうございました!

  3. ななし より:

    お久しぶりです、ななしです。
    この記事、いいこと書いてある筈なのにどうしてこんなに心の中に檻のように溜まるのだろう?と考えてみたのですが

    「長すぎて論点が見えにくい」
    「無理、ダメ等の否定的な言葉が目立つ」
    「話し言葉のような砕けた言葉遣い」
    おそらくこの点かな、と感じました。
    タイトルからして「絵の上達は無理な話」ですからね。
    いえ、仰りたりたいのはそういうことではなく、詰まるところ応援なのだとは思いますけど。
    長すぎて論点が見えにくい上に、否定的な言葉が目立つから妙に心に突き刺さように感じます。

    絵師の先輩として応援したいという気持ちがあるのでしたら、もう少し言葉を選んでいただけたらありがたいですね。
    というか、このブログ自体が応援や支援目的ではないのかもしれませんが。

  4. 金剛ヶ峰陣三郎 より:

    今日から描き始めてみようと思いました!自分の性癖が特殊ゆえ良い同人に出会えずもう我慢の限界です!この記事を読み絵を描く人間としてのマインドがよく分かりました!挫折したら「ああ、自分の熱意はその程度だったんだな」と素直に受け入れる事にします!

  5. はなげ より:

    何でいきなり練習法調べに来たのに
    上から目線でズバズバとイヤミ言われなきゃならんのだ、って内心ムッカムカ腹立てながら読み進めましたが
    途中でああ、そういう事かと少し肩の荷が下りました
    と、同時に絵を描く(描き続ける、楽しむ)って事はほんと面倒くさいんですね・・・ひねくれ者には拷問レベルですわ

  6. 774 より:

    絵のトレーニング中の者です
    記事を読ませて頂いて、そういえば小学生の頃の頃は何も考えずにアウトプットとしてお絵描きしていたなあ
    と思い出しました
    年齢を重ねるにつけ、何かに深く感動することが少なくなってきた感がありましたが(コロナ鬱もあるかも)
    確かにあの時はワクワク的な何かがあったような気がします

    これからのモチベーションにつながりそうなきっかけを得ることができました
    お礼申し上げます

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