初心者の絵の上達にはデッサンと模写はどっちが重要?二つの違いと意味について

 

こんにちは似顔絵画家の やすし です。

 

今日は「デッサンと模写の違い」について書いていこうと思います。

 

よくある素人の方の疑問が

「模写」ばっかりではダメ?「オリジナル」が出せなくなるんじゃ?

やっぱちゃんと「デッサン」って勉強した方がいいんじゃ?

「デッサンの定義」というか、「デッサン狂ってる」ってどういう意味?

てか二つの違いってなんじゃ??

 

だと思うのですが、

 

「デッサン」も「模写」もしてきてプロとして10年やってきた僕が、

僕なりにこの二つについて解説したいと思います。

 

で、

単純に絵が上手くなりたいのであれば

僕は断然「模写」の方が重要だと思います。

画力向上のためには「模写」が一番手っ取り早いです。

 

それに、似顔絵の場合ですが、アニメとか漫画っぽい絵が描けるスキル

があった方が仕事しやすいです。

そのためには「模写」して方が本当手っ取り早いし

「デッサン」していなくても全然大丈夫です。

まぁ、「デッサン」もやれるならやっておいた方がいいのですが、、、

 

あと、やっぱこういう意見もありますしね。

 

デッサンは重要じゃない?

私の19歳の頃の着彩デッサン

「デッサン」とは何かというと

究極言うと、

芸大美大受験のために必要なだけのスキル

 

だと思ってください。

 

一般的な定義とは違いますが、

ぶっちゃけそんなんじゃないかと。

 

確かに「デッサン力」はあるに越したことはないのですが、

じゃあ絵の仕事をするにあたって

絶対必要なスキルか?

と言うと、そうじゃないんじゃないかと、、、

 

一般的な定義をわかりやすく言うと

写真みたいな絵が描けるスキル

って感じですかね。

 

このスキルを身につけると

物をリアルに描く能力

形や立体感、そして質感が上手く描けるようになるので、

身につけておくことに越したことはないです。

僕も「デッサン」を学んだことによって、絵が上手くなったと思います。

 

 

のですが、

じゃあ魅力的な絵が描けるようになるか?と言うと、

「デッサン」を身につければいいというわけじゃないんですよね。

 

なので、

僕は、素人の方は「デッサン」より模写を重要視した方がいいんじゃないかと思います。

お金と時間に余裕があれば

絵画教室とか美術予備校に通って勉強するってのも手なのですが、

「模写」の方が安上がりなので、

 

ほら、今ネットがあるから

いくらでも資料があるじゃないですか?

ピクシブとかインスタグラム見れば

超上手い人の絵なんて、ゴロゴロしてるわけです。

 

てか、家に絵本とか漫画とかありますよね?

多分その作品に魅力を感じて好きだから家にあると思うのですが、

それがあなたの真似すべき絵なんだと思います。

それらを見ながら描いて練習するのが、一番いいと思います。

 

 

それに、「デッサン」学ぶって言ったって

石膏像ならまだしも、

よくある日用品

トイレットペーパーとかアルミ缶とかペットボトル

あとは野菜とか

を美術の教室では描くことになるのですが、

 

あんまり面白くないですよね?

 

あなたがこれらを描きたいのであればいいのですが、

多分、あなたが描きたいものじゃないと思うんですよね。

 

それより、自分が魅力を感じた絵を

たくさん真似して描いていた方がいいと思うんですよ。

 

 

絵の上達には模写が基本

苦手なバラを描くのに苦戦した絵。上手い人の絵を参考にしましたが、なんかキモくなった

最近は「模写」あんまりやってないですが、

正直プロであるからこそ、毎日やったほうがいいかなと思っています。

そう思ってるけど、行動できていません。

ダメですね。

 

僕のダメっぷりは置いといて、

なんで「模写」大事かというと、

プロであっても描けないものって結構あるんですよね。

 

例えば、僕は花とか超苦手ですし、

(バラとか描きたくねー)

大抵のものが資料なしで描くの無理です。

 

 

で、その資料なのですが、

お客様からもらう写真とかって

結構わかりづらかったりするし。

写真を見てもですね。

 

 

どう絵にしてっていいか分からん汗

 

ってなるんですよ。

 

 

僕はメカは割と好きな方なんですけど、

じゃあバイク描けって言われても、ぶっちゃけしんどい。

どうやったら上手く魅力的に描けるんだーってなっちゃうんですよね。

鳥山先生のバイクを参考にして描いた似顔絵

なので、メカを描くときは鳥山明先生の絵を参考にしちゃったりしています。

先生の描くメカは、魅力ありまくりオリジナリティはもちろんのこと

メカが好きじゃないと描けない人の絵なので、

めちゃめちゃ参考になるわけです。

(もっとシンプルに描く人の絵も参考にした方がいいのですが)

メカのを描くって難しい。でも、写真を見ながらしつこく描いたらそれなりに見える話。僕の水彩画のメカイラスト集

 

で、見ながら、

なるほどー、こう描けばいいかなー

ってなるんですよね。

 

で、仕事でよく来るモチーフなんかは

すごい上手く魅力的に描ける人の絵を参考にしまくった方がいいわけです。

で、吸収しまくって見ないでも描けるようになれば、時間短縮になるのでよかったりしますし、

なのでプロでも模写をし続けた方がいいと思うんですよね。

 

 

なんか自分もこんな絵が描けたらいいなっていう絵があるじゃないですか?

絵というのは作り手のこれまでの経験値や価値観が

まんま出るもんなので

 

それを「模写」するというのは

ショートカットで、その人の技術が学べるわけです。

 

それに模写」すると絵を見ただけではわからない、

色んなことがわかるんですよね。

 

まじでなるほどなーってなりますよ?

この線があるだけで全然違うなーとか、

こんなシンプルに描いちゃっていいんだとか、

とにかく、こう描けばいいんだなってのがすぐにわかります。

てか、そう思ったことあるんじゃないですか?

 

謎の迷信オリジナリティとは

 

 

で、よくあるのが

「模写」ってただの真似だから「オリジナリティ」がなくなるんじゃ?

って問題ですが、

 

 

正直これなんもわかってない方がいうセリフだと思います。

 

似顔絵でご家族のお客さんを描いていると

たまにお子さんが絵がすごい得意って場合があって、

で、ポケモンとか妖怪ウォッチの模写をよくしてるって言うんですよね。

 

なんですが、よくその子の親御さんが言われるのが先ほど言ったような

「模写ばっかしてちゃダメなんでしょ?オリジナルが描けなきゃダメなんじゃ??」

っていうやつです。

 

僕はむしろ模写はいっぱいやった方がいいと伝えるのですが、

理由はさっき書いた通りですね。

 

 

で、オリジナリティがなくなるんじゃないかという問題ですが、

模写程度でオリジナリティがなくなるなら、それはオリジナルじゃないと思います。

 

「オリジナリティ」というか個性というのは

なんて言うか、

にじみ出るものだと思うんですよね。

 

 

無理に出すもじゃないと思うんですよ、

自然と出るものだし、

どんなに模写したところで、模写した人のようにはなれません。

 

鳥山明の絵を「模写」しまくったからといって

あなた鳥山明になれますか?って話ですよ。

鳥山明の絵は、「模写」された総数でいうと

アンパンマンとドラえもんの次で世界3位なんじゃ?

と勝手に思っているのですが

 

でも鳥山明先生の代わりになる人はいませんよね?

で、なんでかって言うと、やっぱどんなに真似しても真似できないし

あなたが描く絵も、本質的に誰も真似ができない

 

 

鳥山先生もディズニーとかアメコミとか海外のSFのイラストを

真似て上手くなったみたいですが、

でも鳥山先生の絵は鳥山先生の絵ですよね?

どんなに真似たところで、結局自分らしさってのは出ちゃうわけです。

 

それに世の中には色んな表現がありますが、

あなたが真似たいのはそんなたくさんある中の少しの部分だけだと思うんですよ。

で、沢山ある中からそれを選択しているってだけでも、それが個性とも言えると思うんですよね。

 

 

似顔絵画家を見ても、似たような絵は多いけど、

やっぱそれぞれ違うんですよね。

僕も結構人の絵を真似たんだけど、仲間からはやっぱ僕の絵だってわかってもらえます。

で、個性が強くないと困るのか?

と言うとそんなことないので、

 

オリジナリティ問題についてはあんまり心配しないでください。

あと、よくわかってない人のわけのわからんアドバイスも聞かない方がいいですよ。

 

 

まとめ 魅力的な絵とデッサンは関係ない??

僕の可愛い重視の似顔絵。デッサン力なくてもかける絵かな、、

確かに、ただ単に「模写」をするだけではダメかなと思います。

その絵を描いた人のスキルを自分のものにしていくためには

ちょっと意識していかなければいけないことがあると思うのですが、

それについてはこの記事に書いています。

ただ単に模写しただけでは上手くならない?初心者によくある間違ったやり方から脱却する方法

 

 

「デッサン」と「模写」について、どっちをやった方がいいかおわかりいただけたでしょうか?

「デッサン」はやっぱ敷居が高くなって来るので、無理にやる必要はないです。

 

よく「模写」した絵とかも「デッサン」が狂ってるって言われたりするのですが、

これは単純に形が狂っている程度の意味だと思いますので、

「デッサン」狂っていると言われたからといって、「デッサン」学ぶ必要はないかな

と思います。

 

 

てか、模写」しまくって、画力の基礎を鍛えておけば

「デッサン」もすぐ上手くなります。

 

 

しかも、絵っていうのはもっと幅広いので、

「デッサン」が狂っていた方が魅力的だったりもするんですよね。

「デッサン」できた方がかっちょええってのもありますが、

できたからと言って人を感動させるとはまたちょっと違うので

 

ほら

あなたに何か絵を描いて欲しいって人がいるとしてですよ、

で、なんか石膏像とか野菜の「ただの写真の様な絵」

その人が好きな「漫画のキャラ」

どっちがその人喜ぶかっていうと

漫画のキャラの方ですよね?

 

 

とにかくあなたが魅力を感じた絵が

あなたが描くべき絵の手助けになりますので、

ぜひ「模写」しまくってください。

 

何から練習すれば良いの?とか思ってるイラスト初心者は絵の上達の見込みはない話

 

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