イラストで何を描いていいかわからない、、描きたい絵が思いつかない時の対策
よし!絵をいざ描こう!!と思ったけど何を描いていいかわからない、、、見つからない、、
昔は絵を描くのが楽しかったけど、描く意味を見出せなくなった。
描きたいものがなくなった、、どうしよう、、、?
という悩みに応えていきます。
こちらの記事では、褒められるために絵を描くぐらいだったら、好きなもの、描きたいものを描けー!!と長文を書いておりますが、
とは言っても、何が描きたいのか?何を描いたらいいか分からん、、、ってなったりします。
胸がときめくもの、ドキドキするものが良いとお思いますが、
いや、それが分からなくなった、、、と言う人のために色々書いていきます。
とりあえずあなたに言えることは、
「わからない」けど、なんだかんだ言って絵を描きたいんだと思います。
じゃなかったらこんな文章読もうとしませんから(笑)
なので、そこは心配しなくていいんだと思います。
あまり難しく考える必要はないかもしれません。
極論を言うと「怖いだけ」なんですけど、一通り対策になること書いていきます。
なんでも上手に描くことよりも自分のテーマを持つことが大事
絵を描く人といっても、色んな人がいますよね?
人それぞれ「テーマ」が違うので、描くものが違うし、得意不得意があります。
なんでもうまく描けなきゃいけないということはないのです。
なんでもうまく描かなきゃいけないと思っているから「テーマ」を見失い、何を描けばいいかわかんなくなってしまったのかもしれません。
世の中絵が上手い人なんてめちゃくちゃおりますし、コンテンツもめちゃくちゃありますので、
そういうのを見ていくと、なんでも上手じゃないといけないような錯覚に陥ります。
絵に興味はあり、自分も描きたいと思っていても、作品に触れ、圧倒されていくうちに、自分は何を描いたらいいか分からん、、、ということになってしまいます。
「テーマ」というのは自分の好きなものだったり、自分が経験したことを元に見つけていくものなので、限定的なものでいいわけですよ。
シン・ゴジラとかエヴァで有名な庵野秀明監督なんかは、「メカと爆発」は抜群に上手けど、ほかは全然ダメで、宮崎駿監督に人物をもっと上手になりなさいと怒られるというエピソードがあります。
ですが庵野監督は他は全然ダメだけど、飛び抜けて得意なものがあるから、学生上がりのアマチュアアニメーターだったにも関わらず、宮崎監督にナウシカで起用されたのです。
「メカと爆発」というテーマが発展して、
「複雑な構造を持ったものが破壊されることによって見える本質」みたいなのが「テーマ」になってるようです。
とりあえず、描きたいもの(テーマ)だけ得意になっちゃえばいいってことです。
そういう風に思っていた方が、何を描いたらいいかわからん、、という風に迷子にならないかと思います。
好きこそものの上手なり!絵は愛が勝つ!!が故に、、、
絵が得意な人は、まず、絵が好きとかの前に、何か強烈に好きなものがあったりします。
で、好きなものが元になってテーマというものが生まれると思うのですが、
例えば、
動物が好きな人は、動物を描くのが上手いです。
車が好きな人は、車を描くのが上手いです。
僕が学生時代、ディズニーのアニメーターか!!?っていうぐらい動物の絵が上手い人がいました。
(動物以外の絵もうまかったのですが、、)
その人は、やっぱ動物が好きでした。
動物も何種類か飼育していましたし(犬とか猫とか)
絵以外にも、動物の小物を作っちゃうぐらい好きでした(それで個展とか開いてましたね)
動物を知り尽くしているがゆえに、発想も豊かで、動物のイラストがすごい上手である以上に、
とても魅力的な絵が描けました。
(美大とか絵の専門学校に行くと、もうすでにプロ級で、学校行く必要ないじゃんって思えるぐらい上手い人がごく少数います。)
卒業後は、たしかカプコンに入社したはずです。
僕も頑張って対抗しようとしましたが、やっぱその人のようにはなれなかった。
元々の努力の蓄積もありますが、
やはり、動物に対して、僕にはそこまでの愛がなかったのです。
漫画の神様「手塚治虫先生」も漫画とか絵の前に、まず虫が好きだったりします。
自分のペンネームに虫とつけるぐらい好きなのです。虫が好きであることが元になって、命をテーマにあんだけ漫画が描けちゃったりするわけです。(他にも色々あると思うけど、とりあえず)
愛がなければ描けないものって沢山あります。
なので、絵で何が描きたいかの前に、自分が何が好きなのか?をちゃんと知っている必要があると思います。
で、
人によっては、好きであるからこそ、自分はそれについての愛が足りないと思ったりする人がいます。
好きであるがゆえに、俺はまだまだ「にわか」だ、本当に好きとは言えない!!
というめんどくさい思考回路になったりします。
僕もそうです(笑)
で、うまく描けないから、自分はそれが本当に好きじゃないんだ、、
とか思ったりします。もう超めんどくさいです。
だって、僕は動物への愛が足りないと思っていても、なんだかんだ言って猫好きで飼ってますからね。
人間って、こういうめんどくさいところあるので、
なんか絵を描きたいんだけど、好きなものは何なのかを一応分かっていたとしても、
何を描きたいかわからなくなるのだと思います。
自分が好きなものは何なのか?をちゃんと認識し、素直に好きであると認める必要があると思います。
まずは色々描いて見つけるしかない
やりたいことをいざやってみようと思っても、意外とやりたいことは思い浮かばないということはよくあります。
好きなことを仕事に、、とは言っても、何をしていいかわからないという人は多いです。
絵もそれと同じだなと思います。
描きたいものはなんなのか?を考えすぎるがあまり、絶対に描きたいものしか描ない!!
という具合に、めんどくさいことになったりもします。
「何を描きたいか?」を見つける場合、頭で考えたってしょうがないことが多いです。
とりあえず色々やってみるということが大事です。
色々描いているうちに、あ。これ描くの楽しいかも、、という発見があったりします。
いい商品を見つけるためには、お店に行くとか、色々情報に触れるかないですよね?
行ってみて、あ、これいいね!!こんなものがあるんだ!!
ということありますよね?絵も同じだと思います。
色んな体験をして、感じて、すぐ行動してみる
とりあえず描きたい絵を探すのに手っ取り早いのが、
好きな漫画アニメ作品を観て、それに刺激を受けて描いてみる。というのがあります。
他には、美術館に行ってみるとか、ネットの情報でもいいし、本を読むとか、旅行に行くとか、好きなもの食べるとか、
色んなものに触れているうちに、色々描きたくなってくるかもしれません。
で、描きたいと思ったものが見つかったら、
そう思ったうちにさっさと描くのがいいです。
結構忘れちゃうんですよ、人って。
今の自分のは無理だなぁって、気持ちに蓋をしちゃったりして、
いつか描きたいと思っていても、忘れてしまいます。
で、あれ、、、?自分は何が描きたかったんだっけ???ってなったりします。
なので、思いついたら行動するのが大事かと。
その時に感じている情熱はその時しか感じられません。
やりたいことで満ち溢れてる人って、どうも思いついたらすぐ行動しちゃう人みたいですね。
絵でも描きたことがいっぱいある人は、描きたいと思ったら描いちゃう人なんだと思います。
ちなみにこのことをインスピレーションとか呼んだりします。
絵を描く前に損得勘定を捨てる
逆に、色んなものに触れていると、最初の方でも書いたように、それに満足してしまって、世の中には素晴らしいものがたくさんあるから、自分が絵を描く意味を見失うということもあったりするんですよね。
逆にsnsなんか見ちゃうと、絵が上手い人多すぎてビビって描けなくなっちゃうんじゃないでしょうか?
自分が絵を描く必要性を見出せなくなった、、
ということになったら、別に無理に絵を描かなくていいかもしれません。
ですが、そう思ってしまう原因に、損得勘定を働かせてるから、、というのがあります。
歳を取れば取るほど損得勘定が強化されていきます。価値観なんかも凝り固まってしまいます。
「絵の上手い人なんていくらでもいるから、自分が描く意味無いよ」
「そんなことして意味ある?メリットは?うまくいかないかもしれないし」
「自分はそういう絵を描く柄じゃない」
という思考に、やりたいことは邪魔されてしまうものです。
なので、意外と描いてみたいこと、やってみたいことはあったりするわけですね。
だいたい損するかもしれないからやりたくなくなるわけです。
損得勘定を考え出すと、描きたい絵は描けません。
はっきり言って、損得で言うと、損することの方が多いかと、
・金(使う道具による)と時間がかかる。
・高い確率で失敗するし、思ったように描けない。
・思ったように評価されない
・仕事にしても金にならない
この箇条書き見ただけでやる気ぶっ飛びますよね?
こうやって損得勘定してると、何がしたいのか?何が描きたいのか?わからなくなってきます。
ですが、やっぱ描きたいんだよな、、、と思いここまで読んでくれているということは、損するかもしれないけど、本当はそれでもやりたいわけですよ。
その気持ちを大事にしていかないといけないかと思います。
僕は今、お金のために絵を描いているので、この傾向にハマりがちになっております。
なんかこういう絵描いてみたいなぁ、、と ふと思っても、そんな暇があるなら仕事しよう、、、みたいな。
そうしているうちに、俺ってなんで絵を描いるんだ?描きたい絵って何?とか思っちゃったりします。
この感じになっちゃって良くないなぁーと思ったので、最近描いてみたい絵をちょっと描いてみたら、思ったより楽しくて、もっとこのことに気づいて、早くやってればな、、と思いました。
でもまたなんか損得で行動して、よくわからなくなったり、、めんどくさいですね、、、
自分が絵を描いてもしょうがない、、けどやっぱイラスト描きたい人へ
絵を目的にしない
最初は自己満のために絵を描くことをお勧めしますが、
それでは物足りなくなる、、、ということになってしまったのかもしれません。
仕事などにしてしまった場合は、好きなものなんか描けない、描きたいものなんか描けない
という状況になったりします。
そういう場合は、
どうやったら絵を見た人を感動させられるだろう、喜んでもらえるだろう、感謝されるだろう、、
という受け手に向けて思考をめぐらせれば、自分が描くべきものがわかってくるかもしれません。
絵を描くことだけを目的にすると、絵を描く意味が見出せなくなってしまうことがあるので、
絵を描くことを目的とせず、別の何かを目的にしてみると良いかもしれません。
例えば、ギャグ4コマ漫画を描きたい人は、ギャグ漫画を描きたいのではありません。
人を笑わせたいのです。面白いことを思いついちゃったから残したい!!のです。
笑わせる、面白いことの記録、が目的なわけですよね?
教科書の落書きも、「暇をつぶす」というのが1番の目的だったりしますよね?
僕が中学高校時代、
人には見せれないようなヤバイ絵(自分の中では)を描いて、学校に持っていく、、
ということをやっていました。学校がつまらないので、少しスリルと言うか、面白いことを求めていたのです。みんなに見せびらかすわけじゃないですよ。ただ持って行くだけです。
もし、、今日持ち物検査があったら、、、、バレたら、なんて言われるだろう、、、
というスリルを味わっていました。ちょっと変態かもしれないですね。
そういうことをすると楽しいは楽しいわけです。
このように、絵を描くことを目的とせず、別の何かを目的にした方が何を描いたらいいか見つかるかもしれません。
ウケる絵を描く。オリジナルにこだわらない
自分にしか描けないものを描こうとするがあまり、
逆に描けなくなり、何を描きたいのかがわからなくなる人がいます。
絵を目的にしないという話をしましたが、
絵を描くというのは、コミュニケーションの手段だったりします。
描く人「俺はこれがめっちゃ好きやねん!」
見る人「わかる、わかるわー」
描く人「わかってもらえて嬉しいわー」
という感じのコミュニケーションだったりします。
人は社会的動物であり、共感を求めているので、共感されると嬉しいし、共感したいと思っています。
なので、ネットなどではオリジナルの絵を頑張って描くより、二次創作の方が共感されやすく、反応が良かったりします。
よく、他人の真似事はダメだ、オリジナルなものを作らなければ!!!と思いすぎて、逆に何を描いたらいいかわからなくなり、頑張って描いても反応がなかったりして、自分が絵を描く意味を見失う人がいます。
オリジナルなものを追求するのは大事かもしれません。
が、それで絵を描きたいけど何を描けばいいかわからなくなったら本末転倒ではないでしょうか?
創作の基本はモノマネやパロディだったりするので、人の真似事や、二次創作を恐れてはいけません。
二次創作でなくても、人の共感を呼びやすいジャンルというものはあるので、
(エロ、可愛いもの、犬猫などの動物、食い物、車、なんかキラキラした風景などなど)
自分は何が好きで、何をどう描いたらウケるのか?を考えれば描きたいものが見つかるかもしれません。
ネガティブなものだと思っていたものを、ポジティブな見方に変える
やりたいことはあっても、それが、ネガティブなことだと思っていたら、
それはやってはいけないことになり、やりたいこと、描きたいものがわからなくなったりします。
「女の子好きだ、もう年がら年中女の子のことしか考えられない!!」
「女の子のことばっか考えている自分嫌いだ、恥ずかしい、もっとましな役に立つことを考えていたい!!」
そんな風に考えているもんだから、
「自分は裸の女の人を描くというそんな変態なことはできない!!」
という風に思ってしまいます。
そして、描きたいものがあったとしても描けなくなってしまいます。
描きたいものがなんなのか考えたとしても、見て見ぬ振りをしてしまいます。
絵に限らずとも同じことが言えます。
例えば僕も、どうでもいいことでいちいち悩んだり、考え込んだりする自分が嫌いでした。
(今でもたまに嫌になる)
ですが、これは裏を返せば、物事を深く考えられる人ということが言えます。
こうやってブログで長文が書けるのも、どうでもいいことでいちいち悩んだり、考え込んだりできるからだと思います。
親や学校の影響、他人の価値観に触れているうちに、自分の好きなもの、自分の長所がネガティブなものに感じてしまう、、、ということはよくあります。
なので、自分がネガティブなものだと思っていることにヒントがあったりします。
似顔絵描いてみたら?
なんかやっぱ何描いていいかわからない、、
という場合は、僕もやってる「似顔絵」がおすすめです。
実は僕が似顔絵描いているのも、何描いていいか分からなくなったからです。
似顔絵は何を描いていいかわからなくても、人物を似せていい感じに描けばいいだけなので、
手っ取り早い創作でもあります。
僕は、何を描けばいいかわかんなくなったけど、かといって普通の仕事をしたくなかったので、
似顔絵画家になりました(笑)
似顔絵って別に特別な才能が必要というわけでもないので(僕にとってはかな?)オススメです。絵が下手でも、似せるだけで芸になりますからね。
まとめ 恐怖を乗り越える
僕も、なんで俺は絵を描いてるのだろう、、とか、何も描きたくない、、、
みたいなスランプみたいなものに襲われます。
絵を描くことを仕事にまでしてしまっているので、
ヤベー、、人生詰んだか、、、
なんて思ったりしますが、そうやって色々考えたり、調べたり、工夫してやってみたことを元に書きました。
絵にこだわらなくてもいいのかなぁ?と思ったりしてブログなんかもやっておりますが、
ちょっとやってみたら、意外とハマってこうやって続いております。
すごい感謝のコメントももらえたりして、ありがたいことになっています。
最初は自分はブログとかやる柄じゃねーよ!って思っていたのですが、やって良かったですね。
何をしていいのか分からなくなったら、新しいチャレンジをしてみるタイミングなのかもしれません。
何を描けばいいかわからなかったら、自分をもっと深掘りしてみるか、今まで描いたことがないモノ、やったことのない表現に取り組んでみるのが良いのかもしれません。
何描いたらいいんだろうと考えすぎると、
やっぱ自分はダメなんだ、才能ないんだ、向いてないんだ、、、とネガティブな方向に行きがちなので、考えすぎないで行動するのが大事だと思いますよ。
あと、人間は慣れると飽きてしまう動物です。情熱的に取り組めたことも、飽きちゃったりします。
慣れて飽きるというのは、描くのが難しかったことも平気になるというメリットもあるのですが、
マンネリ化すると絵を描くのもつまらなくなるので、なんか描きたいものなくなっちゃったなぁ、、ってなったりします。
なのに失敗が怖いから、なんかいつもと同じような無難な表現を繰り返してしまいドツボにはまってしまいます。
なので、もういいや失敗しても!という気持ちで新しいことをやってみるのがいいんだと思います。
そう、かなりごちゃごちゃ書きましたが、一番の原因は怖いだけ。なので何を描けばいいかわからないなら、恐怖を感じるものに取り組むと良いかと、、、
今回の記事で長々と書いたことって、読んでなるほどって思うだけで、結局やらなかったりする。
だって怖いから、、
僕は似顔絵描いてるんですけど、あなたは自分は無理とか思わないですか?
人に渡すとか無理!!!似てなかったらどうすんの??みたいに、、、
ブログも、自分がブログ書くとか無理って思いません???
僕はブログだけじゃなくてメルマガとかも書いちゃってますからね、はぁ??何それ???って感じじゃないですか(笑)
無理無理無理無理無理、、って思うじゃないですか?
そう、怖いから、、、
で、僕も最初は超絶怖かった(笑)今までやってきたこと全部怖かったなぁ〜
今だに怖いっちゃ怖いし、俺がこんなことやっちゃっていいのかな?とか思ったりするwww
でも、やってみたいことって、全部怖いw
怖いから避けるんだけど、避けるから結局、何を描いていいか分かんなくなる(笑)
なので、何を描いていいかわからない時は、描きたい絵あるんだけど怖がってるだけです。
これって、絵に限らず全てにおいてそうかもしれません。
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