自分が絵を描いてもしょうがない、、けどやっぱイラスト描きたい人へ
こんにちは 似顔絵画家の やすし です。
・絵を描きたいけど自分には才能があるとは思えない。
・上手い人はいくらでもいるから、自分が絵を描いたってしょうがない気がする。
・頑張って絵を描いても落ち込むからやりたくなくなる。
・もし環境が良ければ、道具が揃っていれば自分は絵が上手くなるはずだけど、そうじゃないから無理だ。
ということを思っていているのに、
それでもやっぱ絵を描きたい、、、、
けどなぁ、、、、
というめんどくさい悩みを感じている人に向けて書きます。
この悩み、すげー気持ちがわかります。
僕は何て言うか、自己肯定感低くてネガティブな人間なんですよねー、、
こういうことでグジグジ悩むことが結構あるんですわ。
自分のこと超めんどくせぇなって思います。
絵とは関係ないのですが、心に関する本の紹介をしながら、この悩みを打開する方法を考えていきます。
絵の悩みは絵の本を読むのが一番だけど、色々悩みをこじらせているなら「絵とは関係ないけど、実は関係ある本」でも読んでみるのがいいかなぁと思います。
紹介する全ての本が、今回の「本当は絵をやりたいんだけど、自分に自信がなくて、ネガティブな気持ちが溢れてきて、なんか躊躇してしまう、、、」という悩みにピッタリの内容なので、オススメです。
*ちなみに大人になると絵を描くのって怖いよねと思えた動画
人は皆、創造的である!?「ずっとやりたかったことを、やりなさい。」
まず、絵を描きたいんだけど自分なんかが絵を描いてもしょうがない、、、
というめんどくさい悩みに一番力になってくれるのが、この「ずっとやりたかったことを、やりなさい。」という本だと思います。この本はかなり絵に関係ありますね。
この本を簡単にまとめると、
誰でも創造性はあるんだけど、それを自分で押さえ込んでいる。創造的であることが自然なことなので、創造性を阻むものから自分を解放しましょう。
という感じの内容で、創造的になるための方法が書かれています。
どうも創造的な状態ってのは、才能や意思の力がどうこうじゃないんですよね。
よく、漫画家とかが「自分が描いたんじゃなくて、キャラクターに描かされたんだ」とか言ってたりしませんか?
(ジョジョの荒木飛呂彦先生が言ってたような、、、)
ダビデ像で有名なミケランジェロも「彫刻を掘っているんじゃなくて石の中に人がいるんだ」みたいなことを言ってたような気がします。
山に登る人も「そこに山があるからだ」とか言っていたり、
似顔絵画家の人も「そこに顔があるから」とか言っていたりします。←すみませんコレは嘘です
多くのクリエイターが傑作を生み出した時、意図的に作ったと言うより、出来ちゃった感じ、何者かに突き動かされてそれに作らされた感じのようなことを言っておると思います。自分が描いたとは思えないみたいな、ああいう感じのことです。
結構この話だけでも心が楽になりませんか?
良い絵を描こうが、ダメな絵を描こうが、
あなたが描く絵は、あくまであなたを通して何者かが描かせたものなのです。
自分なんかが、、、という自意識に悩まなくても良いのです。
ちょっとスピリチャルっぽいとこがあるので、自分に創造性があるもっと明確な根拠が欲しいという方には合わないかもしれません。
ですがこれは、「自分はなぜ自分なのか?」に近い謎なのかなと思います。
紹介しといてなんですが、この本に書いてあるエクササイズみたいなことをちゃんとやってないので(毎日やるのは激ムズ)良いことが書いてあった!読んでよかった!!というだけで、僕自身がどう変わったのか?を説得力を持って伝えることができないんですよね。(自分では気付いてないだけかも)
とりあえず、恥ずかしがらずにブログを書けるようになった、、ということは言えますね。
(ブログに書かされる瞬間というものがあるのですよ)
あと、この本のワークをやるとめちゃめちゃスッキリするし、わかっていなかった自分の気持ちがわかってきたりします。
すぐに激変するわけではないってことですね。徐々に〜って感じだと思います。
1年とか2年とかで変わる話かなと(だから変化したって気付きにくい)
気がつけばこのブログも200記事以上、しかも無理だと思っていた似顔絵教室も運営したりと、
おおー、、まともに文章が書けなかった頃と比べると、なんか変わっていってるなぁー
とにかく、絵を描きたいけど、、、、というめんどくさいあなたの背中を、この本が優しく押してくれくれるのは間違いないです。
やっぱアーティストの第一線にいる人はここに描いたような感じのこと言うてますね。
↓↓↓
自意識過剰になると描けなくなる?「自意識と創り出す思考」
自分に意識が向きすぎていると、ろくなことがないかもしれません。
絵が描きたいなら、自分は絵を描くに値するのか?はどうでもよく、ただ描いた方がいいと思います。
「できるかできないか?」よりも「やりたいかどうか?」が大事なわけですね。
自分に才能があると感じられないから絵を描いても無駄だ、ということは
自分に才能があると感じられれば絵を書く意味があるということになります。
でも本当にそうでしょうか?
自分のことを天才だと思えば絵がうまくなるのでしょうか?
答えはノーです。
「自意識(アイディンティティ)と創り出す思考」という本によると、
「自分が何者であるかと望む人生は関係ない」ということらしいですね。
この本によると、
スタンフォード大学の研究では、自分のことを過大評価している人より、
自分のことを過小評価している人の方が成績が良いんだそうです。
よく、自己肯定感を高めよう。自分のネガティブな思い込みを無くし、自分をポジティブに洗脳しよう的な考えがありますが、この本はそのことについてバッサリと否定しています。
僕は真の自己肯定感というのは、自分を受け入れることだと思っています。
絵が下手な人は、本当の自分はもっと絵が上手いはずだとか、そういうこと無理に思うんじゃなくて、
「自分は絵が下手でもいい、だって下手なんだから、、」ってまず受け入れる方が大事かなと思います。
もちろん上手くなることを目指していいんですけど、
まず、受け入れることができないと自分の理想に押し潰されて、逆に描けなくなっちゃったりしますからね。
この本では、冒頭で今ような話をされています。
自分を勘違いさせる自己肯定感を否定している感じです。
自分を受け入れることと、自分のことを勘違いするは別ってことですね。
自分のこと勘違いしてうまくいってる絵描きの人もたまに見かけるんですが、
僕が尊敬する絵を描く人は自分のことを冷静に観ているなと思います。
僕も自分のこと下手だと思ってますからね。(確かにそうですねーと言われると逆に凹みますがw)
どんな偉人でも、自己肯定感は低いと。
偉業と自分のことをどう思っているかは関係がないんだと言い切ってますね。
ちょっと違うかもしれませんが、宮崎駿監督なんか「この世は生きるに値しない」とかだいぶネガティブなこと言ってますしね。
夢を見過ぎ問題。むしろ自分を過大評価しすぎ?「マインドセット」
絵を描くと上手く描けなくて落ち込む、、、
というのは実は調子のいい傲慢な考えを持っているから、、かもしれません。
上手くいかないのが当たり前です。
なので、ちょっと頑張ってみて凹むということは、かなり自分に対して過大評価、期待してしまっていたのかもしれません。
これを「硬直マインドセット」と言うんだそうな。
上手くいかなくても、それがあたりまえー!ちゃんと努力すれば大抵のことはできるーと思って行動しないといけないわけですね。
そういうマインド(考え方、価値観、思い込み)を持ってないと人生行き詰まるんだそうな。
まずは、できそうなことからやるに限ります。
劣等コンプレックスってやつかも「嫌われる勇気」
コンプレックスは誰にでもあるものです。人間は基本的に成長していきたい生き物なので、必ず壁に遭遇します。
あなたが立って歩けるのも、言葉を操れるのも、コンプレックスを感じてそれを克服したからというわけです。
ですが劣等コンプレックスになってると厄介
何も行動しないで、どうせ自分は〜
みたいなやつです。
これ、こじらせると幸せを感じられないめんどくさい人間になってしまいます。
できない自分を受け入れてちゃんと努力することが大事なんですね。
まとめ
この「自分なんかが絵を描いてもしょうがない」悩みを感じている人は、意識を向けるところ間違ってる
ということが言えます。自分にばっかり意識が向いてるわけです。これじゃあ辛いだけ。
絵を描くなら絵だけに意識を向けてみてはどうでしょうか?
「人生が自分に何を与えてくれるのか?ではなく、自分が人生に何を与えられるのか?」
という言葉が「夜と霧」という本に書いてあるのですが、そういうことなのかもしれません。
蛇足的にこの本も紹介しておきます。
あとやっぱこの本が一番おすすめですね。
余談
自分が描いたんだけど、自分が描いたようには思えない絵を描くことって僕もあります。
自分の実力以上の絵がなんか描けちゃう感じ、、どうやって描いたのかよくわからない絵もありますね。
もちろん。全然これはダメだわっていう絵もあります。
昔はうまく描けたつもりだったけど全然下手だわみたいな、逆にダメだと思っていたけど、今になって見ると結構良いじゃんみたいなのも。
あと、ブログも長くやってると、「え?俺ってこんなこと書いてたの??」みたいなことがあります。
そして、「俺、結構良いこと言うな、、」みたいなことがあったり(自画自賛w)
逆にこんなこと書いちゃってて恥ずかしいなぁとかもあります。
おまけ
中田さんの動画で、今回の記事に関連する内容の本の紹介があったので貼っておきます。
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